受るはやすく持つはかたし

『四条金吾殿御返事』／ 文永12年（1275）聖寿54歳

一をもって萬を察せよ

『報恩抄』／ 建治2年（1276）聖寿55歳

病によりて道心はおこり候か

『妙心尼御前御返事』／ 建治元年（1275）聖寿54歳

仏道に入る根本は信をもて本とす

『法華題目鈔』／ 文永3年（1266）聖寿45歳

滅するは生ぜんが為下るは登らんが為

『御輿振御書』／ 文永6年（1269）聖寿48歳

仏になるみちは 善知識にはすぎず

『三三蔵祈雨事』／ 建治元年（1275）聖寿54歳

人の地に倒れて還て地に依りて起つが如し

『大田入道殿御返事』／ 建治元年（1275）聖寿54歳

根深ければ 葉枯れず

『窪尼御前御返事』／ 弘安元年（1278）聖寿57歳

仏法を学せん法は、必ず先づ時をならうべし

『撰時抄』／ 建治元年（1275）聖寿54歳

九思(きゅうし)一言(いちごん)とて、 九(ここの)度(たび)おもいひて一度(ひとたび)申す

『崇峻天皇御書』  ／ 建治3年（1277）聖寿56歳

水のごとく信ぜさせ給へるか たうとし　たうとし

『上野殿御返事』    ／ 建治4年（1278）聖寿57歳

四恩をしって知恩報恩をほうずべし

『開目抄』／ 文永9年（1272）聖寿51歳