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日蓮宗メールマガジン11月号

【今月の法話】

~永い永い時間をかけて~

月めくりのカレンダーが2枚となり、今年も残り少しだと感じる11月となりました。

ある法事の席でお孫さんのことを「この子はおじいさんの生まれ変わりのようだ」と話された方がいらっしゃいました。
そういえば私も「祖父の生まれ変わり」と幼い頃から言われ、育ったことを思い出します。
昔はよく聞いた話なのですが、最近では聞く機会のない内容の会話・価値観です。

皆さまは生まれ変わりを信じますか?キリスト教では生まれ変わりを認めないようですが、最近は信じる方が増えているようです。
そのきっかけは、退行催眠で恐怖症などのカウンセリングを受けると、生まれる以前の記憶を語りだす人が出てきたこと。
その内容を追跡調査すると、実際にあった出来事と一致する事例が出ていることがあげられます。

法華経では数多くの転生・生まれ変わりの記述があります。
過去の世に出られた多くの諸仏を師事し、ご修行を重ねられる菩薩の姿。ダイバダッタはお釈迦さまの過去世の師匠など。
日蓮大聖人は法難は過去世における法華修行者への罪の報いと受け止められた。

今生だけの時間枠ではなく、過去世・今生・未来にわたる永い時間軸をもって考える癖をつけると、気持ちが穏やかに、冷静になれるようです。

大聖人のように、すべての出来事を自己責任として受け止められれば、他人を責めることは出来なくなります。たとえ責めてしまっても、反面「自分の過去の姿なのか!」と思えれば、数段自己の進歩・成長は保障されるわけです。

仏性・魂・人格は永遠不滅の存在で、過去の世の罪滅ぼしと、徳を積み人格向上のためにご修行に来ている。人生修行に来ている我々は、等しく徳が薄いからこの世に存在するのですね。
ですから、他人を批判や軽蔑するのはやめましょう。今この時だけの価値観・考えで判断することは、無明・知性が足りないことの証明になってしまいます。
永遠不滅の時間枠で人それぞれに成長の歩みを進めているのですから。

【お知らせ】
日蓮宗宗務院伝道部より、今月の予定をお知らせ致します。
11月11日 小松原法難会 http://komatsubara.nichiren.or.jp
11月27日 先師法要
11月28日 いのりの日