日蓮宗メールマガジン9月号
【今月の法話】
お釈迦さまは法華経の教えをお説きになり始め、「諸法の実相は唯、仏と仏のみが理解できる法であるから、教えを説くのは止めておこう」と説法を中断されました。
智慧第一と言われた舎利弗(しゃりほつ)尊者がお釈迦さまに法華経をお説きになるようお願いされます。
お釈迦さまはその要請を断られますが、舎利弗尊者は再度お説き下さるよう要請されます。
お釈迦さまは思案されますが、「かえって聞く者の考えが混乱するから止めておこう」と舎利弗尊者を諭されます。舎利弗尊者は切なる思いを持って三度、教えを説いて下さるよう懇願されます。
このことを「三止三請」(さんしさんしょう)と言います。
お釈迦さまが「それほどまでに強く教えを求めるのであれば、法を説こう」と説法を再開されると、5千人の比丘が立ち上がり、恭しく頭を垂れるとその場を立ち去りました。
増上慢(ぞうじょうまん)。自惚れ多き者たちは「退くも亦よし」と静かに見送られた。
このことを「五千起去」(ごせんきこ)と言います。
この時に法華経の説法の場は、真摯に教えを求める者のみとなったのです。
この法華経の教えは真摯に教えを求める者のみが聞くことの出来る教えなのです。
このことを改めてご自覚頂いて、法華経のご縁・仏縁を大切になさって下さい。
どうぞ法華経を教えとして求めてください。
過去の世の失敗を繰り返さないように・・・。
末法・現代に生きる我々は、法華経の説法の座を立ち去った5千人の比丘との縁が深き者なのですから。
【お知らせ】
日蓮宗宗務院伝道部より、今月の予定をお知らせ致します。
6日 月例金曜講話
12日 龍口法難会
20日 日蓮宗宗務院休業
28日 いのりの日