支援
2014.07.24
神奈川県第二部災害対策室 震災復興支援「花見炊き出し」報告書
2014.04.24~25 花見炊き出し
*目的 (元気が出るイベント)
*場所 赤浜グランド 公民館 〒028-1102岩手県上閉伊郡大槌町赤浜1-2-12 FAX0193-42-6562
*炊き出し (ジンギスカン 惣菜 バイキング形式 酒類あり)
*カラオケ (赤浜)
*歌手 (横浜より参加)
*演舞 (陸中弁天虎舞)
*傾聴 (それぞれに抱えている悲しみを吐き出してもらう)
*行脚白衣 (居士衣 天台笠 手甲脚絆 地下足袋) コース 赤浜~蓮乗寺 往復 6km 70分
*蓮乗寺参拝(見舞い)
*日程
○4/22
14:00 信隆寺にてバンに荷物搬入 トラック(永田 原田)自由に出発~24朝に赤浜着
○4/23(24) 未定時刻 各自 個々に打合せの上、出発。24日13:00赤浜集合
○4/24
13:00 現地着 支度開始 準備が整い次第 行脚
海回向~旧町役場供養~蓮乗寺~桜の木伐採回向
15:00 準備再開 16:00 ジンギスカンその他 開始 カラオケ開始
18:00 花火
○4/25
07:00 朝食 撤収作業
○4/26
13:00 バン到着 荷降ろし。
*参加者名簿
⑨ 鈴木錬恵
⑬ 成川文優
*協力者 岩手県
遠野の居酒屋「でん」メンバー 4人
*メニュー その他
・ジンギスカン 150人分 ・ジンギスカン鍋 30鉢
・惣菜バイキング 担当責任者 居酒屋「でん」
・おにぎり ・花火
・ケーキ 150人分
後期
ひょっこりひょうたん島のモデルとなったことでお馴染み、赤浜の沖合に浮かぶ蓬菜島。
蓬菜島を臨む赤浜小学校には、とても立派な5本の桜が植わっており、樹齢は優に100年を超えると言われています。
この木は昨年、復興開発の為、伐採されることが決まりました。
昨年の花見炊き出しの時、今年で桜の木も切ってしまうから、これで最後だね・・・と言いながら別れました。
ところが、2014.3.11 行脚に行ったらまだ桜の木がありました。
話を聞いてみると、行政の問題もあり、復興がかなり遅れているとのこと。
「桜がまだあるので今年もお願いします」と言われたので、開催することになりました。
3/11 供養祭の時に代表の川口さんは言いました。
「丸3年経った今も悲しみは何も変わらない。毎日涙を流す日々がある。しかし、我々は前に進まなくてはならない。ここに3年という区切りで新たな心をもって前に踏み出そうと思います。」・・・と
遠く離れた被災地外の人にとってはそろそろ過去の出来事に変わりつつある東日本大震災ですが、被災された方たちにとっては、過去の事として置き去ることはできない。
確かに震災当時の炊き出しの様子とは比べ物にならないが、お酒が入り、夜もふけてくると、語る言葉には涙が混じります。
傾聴している私たちも涙なしでは居られません。
綺麗に咲き誇った桜を眺め、お酒を飲み、笑い、歌い、子供たちも大いにはしゃぎ、花火で喜び、駆け回っていても、その誰もが大事な人を亡くしているのです・・・
この赤浜の人々の日常を見守ってきた桜の木。喜びも悲しみも、もちろんあの日の出来事も…
この日満開の桜は、いつも以上に咲き誇り、赤浜の人々に全身全霊でエールを送ってくれました。
その命は尽きるとも、人々の胸に生き、そして活き続けてくれることでしょう。
仏さまは仰せになりました。
「限りある命の中で、精一杯生き、そして死しても、尚、人の心の中に生き続ける、仏になるとはそういうことです。」と…
支援させて頂けることに感謝申し上げ、被災地の復興を心より祈念いたします。