支援
2012.03.09
園児用バスの寄贈報告。
昨年、当サイトにおいて募集しました「福島原発の影響により園外で遊べない子どもたちのためにバスを」との掲載に善意が寄せられ、二月二十二日、待望のバスが納車されました。
バスを寄進したのは匿名希望の女性で、記事を読みすぐに投書した郡山市法玄寺の齊藤幸弥師に提供の旨を連絡。納車されるまでの間には、齊藤師とともに園児のためにクリスマスのイベントやプレゼントを贈るなどの活動を行ってきました。
納車当日、園児たちは到着した黄色い大きなバスを見て大喜びし、早速近くの図書館へ。園児用バスの乗り降りは初めてということもあり、緊張した面持ちの園児たちでしたが、次第にピカピカの窓に満面の笑顔を写しました。
バスが納車され胸をなでおろした齊藤師ですが、「震災から一年経ちますが、子どもたちは相変わらず外で遊ぶことができず、本質は何も改善されていません。
現在、市内の保育施設には放射線量を計る〝リアルタイム線量計〟が設置されていますが、数値を気にしないと暮らせない園児たちに対して、大人としての責任を痛感しています。未来を担う子どもたちにたくさんの明るい思い出を作ってもらうためにも、今一度、全国の方に支援をお願いします」と語っております。