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宗務院からのお知らせ

声明

2024.10.03

「令和6年能登半島地震」における被災地の現状と災害義援金勧募協力のお願い

本年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」、また、能登半島に更なる被害をもたらしたこの度の豪雨によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されました方々に衷心よりお見舞い申し上げます。

多くの方々の心に深い傷跡を残した地震から9ヶ月が経過しようとしておりますが、今も多くの被災地では、地震発生直後と変わらぬ様相で、依然として倒壊家屋の解体が滞っております。
また、徐々に仮設住宅が建ち並び、避難されていた住民の皆さまも少しずつ戻り始めておりますが、多くの方が部屋の外に出る気力も持てずに閉じこもり、訪問しての声かけも空しく響いていったと聞き及んでおります。

そのような状況の中、9月21、22日輪島市・珠洲市を中心に観測史上最大規模ともいわれる豪雨災害が発生しました。当地震による地盤の緩みや亀裂により、以前であれば生じなかったと考えられる山間部での土砂崩れや河川の氾濫が発生し、また、仮設住宅では床上浸水のために再度の避難を余儀なくされました。
度重なる被災に、前を向き復興を果たそうと頑張られていた住民の皆さまが、心の折れる思いを持たれたことは想像に難くありません。
このような被災地の現状に際し、災害対策本部として改めて物心両面の支援の重要さを強く認識するとともに、早急に実動して参る次第でございます。

そして、すでに多大なご支援を賜り、被災地からも多くの感謝の言葉を頂戴しておりますが、改めて宗門一丸となった被災地への支援として「令和6年能登半島地震災害義援金勧募活動」への更なるご協力と宗門窓口へのご送金をお願い申し上げます。
被災地復興を心から願う皆さまの想いは、悲嘆に暮れている方々の心を助け、復興に向けた大きな力へと繋がって参ります。
何卒、今一度、当災害義援金勧募活動に対するご支援ご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。

合掌
令和6年10月3日
日蓮宗宗務総長
日蓮宗災害対策本部本部長
田中恵紳

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