支援
2017.08.25
宗門運動災害復興支援活動報告 「熊本地震災害救援」
1 主催団体
日蓮宗山梨県第二部宗務所(妙浄寺住職 荻沼要淳上人)
(協力 第二部檀信徒協議会)
2 活動日時
平成28年6月15日、16日 午前9時~午後4時まで
3 テーマ
熊本地震被災者救援
4 目的
被災者救援ため、今私たちに何が出来るか、何をすべきかの支援の啓発
5 活動場所・方法
第二部宗務所管内4地区において檀信徒協議会の協力を得て募金行脚を行った
6 参加人数
住職・教師 2日間延べ52人
檀信徒協議会各組役員等 28人
7 募金行脚の状況
当管区内では組寺院ごとに歳末助け合い募金行脚を恒例事業として実施してきているが、地震災害など甚大な被害があったときはその都度募金行脚を行ってきている。
今回も発災から2か月の節目を期して募金活動を行うことを宗務所役員会で協議。私たち僧侶としてできること、その姿を信徒、未信徒問わず見ていただくことができる活動として募金行脚を檀信徒協議会にも提案した結果、協力が得られた。
6月15日
当管区内の富士川より東側2地区にて実施
午前9時集合、行脚開始寺院である市川三郷町法傳寺様(住職 仲澤浩祐上人)へ乗り合いで移動。荻沼要淳第二部宗務所長が本堂前にて法味言上、復興祈願を行って出発。山梨県第一部宗務所様より借用した伝道車を先頭に午前中いっぱいは旧市川町内を行脚。午後は旧六郷地区へ移動し、休憩場所として提供していただいた大乗寺様(住職 内藤善康上人)客殿にて昼食。午後1時から募金行脚を2班に分かれて実施。
梅雨晴れの蒸し暑さの中、総距離15キロ以上を行脚。途中冷たい飲み物やお菓子などを用意していただいた檀信徒の皆さまのご厚意に感謝し、気持ちのいい1日となった。
団扇太鼓の音とともに出発
檀信徒も「がんばろう熊本」などの旗をもって行脚
6月16日
降水確率80%という、今にも空から雨粒が落ちてきそうな状況に不安を感じながら出発寺院である富士川町真浄寺様(住職 秋山湛眞上人)へ集合。この日は、より広域を細かく行脚するため2班に分かれることとし、前日同様荻沼所長より本堂前にて法味言上、復興祈願のうえ出発した。平日ではあったが檀信徒協議会の協力で地区ごとに前日、当日と地区内放送を行ったため大勢の方が行脚を待っていてくれた。
午後は鰍沢地区に移動して経王寺様(住職 鈴木寛長上人)の客殿をお借りして昼食。休憩中に雨足が強くなってしまったため行脚コースの再検討、身支度をして出発した。雨の中、長時間傘をさしてじっと待っていてくれた方々やあとから追いかけてきて募金してくれた方など、信徒、未信徒ともに日蓮宗、寺院僧侶の活動、姿勢に対して大きな理解、期待が寄せられた二日間となった。
荻沼要淳第二部宗務所長により法味言上、復興祈願
出発にあたってのあいさつを聞く檀信徒
雨にならないことを願って出発
道沿いでは大勢の善男子善女人が待っていてくれた
16日午後は雨となってしまった
雨の中行脚隊を待っていてくれた方
8 募金総額
627,112円
9 募金の贈呈
被災地熊本の皆さまに直接届くよう宗務院を通じて寄付することとした。
山梨県第二部宗務所では引き続き、各寺院のさまざまな行事を通して募金箱(日蓮宗宗務院より配布)による浄財勧募を進めていきたいとしている。