皆様は「日蓮」という名前を聞くと、どのようなイメージを持ちますか?歴史の教科書には数行程度の紹介で「他宗を批判した過激な僧侶」とあります。しかし「過激な僧侶」というイメージだけに囚われれば、日蓮聖人が本当に伝えたかった事が見えてきません。
日蓮宗の宗祖日蓮聖人は鎌倉時代後期に生まれ、混乱を極めていた国を法華経によって立て直し、多くの民衆を救おうと決意されました。その思想は広く深く、そして多面的な様相を呈しています。人によっては過激に映り、また別の人には情に厚い人物に映る。学僧の様に論理に緻密でありながら、一方では命を惜しまないほど行動的である。画一的に捉える事が出来ないのが日蓮聖人の魅力です。
ここでは、日蓮聖人の残した「御遺文(ごいぶん)」を中心にその思想を分かりやすく解説し、今もなお多くの人の“心”を掴んで離さない、その魅力に触れて頂きたいと思います。
2024.11.15
“『法華経』の心と命”「御衣並単衣御書」 を公開しました。
2024.08.21
“病は仏の「はからい」か”「妙心尼御前御返事」 を公開しました。
2024.05.21
“冬は必ず春となる”「妙一尼御前御消息」 を公開しました。
●この世を仏の世界に!
立正安国論
【りっしょうあんこくろん】
●目を開き、誓いを立てる
開目抄
【かいもくしょう】
●日蓮仏教の核心
観心本尊抄
【かんじんほんぞんしょう】
●時代を見すえて
撰時抄
【せんじしょう】
●恩に報いる心
報恩抄
【ほうおんしょう】
●出発点にして到達点
守護国家論
【しゅごこっかろん】
●『立正安国論』のプロトタイプ第一弾
災難興起由来
【さいなんこうきゆらい】
●『立正安国論』のプロトタイプ第二弾
災難対治鈔
【さいなんたいじしょう】
●再度、立正安国をうったえる
安国論副状
【あんこくろんそえじょう】
●『立正安国論』の趣旨や意義を説き明かす
安国論御勘由来
【あんこくろんごかんゆらい】
●雨を見て竜を知り、蓮を見て池を知るべし
宿屋入道再御状
【やどやにゅうどうさいごじょう】
●『立正安国論』に添えられた述懐
安国論奥書
【あんこくろんおくがき】
●対面でも臆することなく
故最明寺入道見参御書
【こさいみょうじにゅうどうけんざんごしょ】
●「現世安穏(げんぜあんのん)・後生善処(ごしょうぜんしょ)」の祈り
金吾殿御返事
【きんごどのごへんじ】
●「いのち」に幸あれ
乙御前母御書
【おとごぜんのははごしょ】
●かけ値なしの命
可延定業御書
【かえんじょうごうごしょ】
●正しい仏教で人命を守る
神国王御書
【しんこくおうごしょ】
●冬は必ず春となる
妙一尼御前御消息
【みょういちあまごぜんごしょうそく】
●病は仏の「はからい」か
妙心尼御前御返事
【みょうしんあまごぜんごへんじ】
●『法華経』の心と命
御衣並単衣御書
【おんころもならびにひとえごしょ】