じつは身近な仏教用語

止観

【しかん】

【S:śamatha- vipaśyanā
(シャマタ-ヴィパシャナー)】

心を外界や乱れから動かされず静止させるśamatha〈止〉と、それによって正しい智慧をおこし対象を観察するvipaśyanā〈観〉とを併せて止観といい、戒定慧(かいじょうえ)の〈定〉と〈慧〉に相当します。

〈止〉と〈観〉は互いに補完、成立させ仏道を進ませる不離の関係にあります。

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