じつは身近な仏教用語

本尊

【ほんぞん】

本尊とは、礼拝の対象として崇拝する仏・菩薩曼荼羅をいいます。

本尊の語を多用したのは日蓮聖人で、自身は初め立像の釈迦仏を自己の本尊としていましたが、佐渡流罪以降〈本門の本尊〉として法華経の如来寿量品(にょらいじゅうりょうほん)で説かれる久遠実成の釈尊を本尊としました。

その思想を漢字で図に表したものが十界曼荼羅または大曼荼羅と呼ばれます。

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