我慢
煩悩の一つで、強い自我意識から生まれる慢心のことです。
仏教では、自分を固定的な実体とみて、それに執着することで起こる、自分を高く見て他を軽視する思い上がりの心を〈慢まん(māna)〉と呼び、このような心の状態を分析して、三慢、七慢、九慢と説きます。
我慢はこの七慢の中の一つです。
現在使われる、自分を抑制する、耐え忍ぶといった意味に使われるのは、我意を張る、強情の意味を介した転義で、近世後期からの用法です。
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じつは身近な仏教用語
煩悩の一つで、強い自我意識から生まれる慢心のことです。
仏教では、自分を固定的な実体とみて、それに執着することで起こる、自分を高く見て他を軽視する思い上がりの心を〈慢まん(māna)〉と呼び、このような心の状態を分析して、三慢、七慢、九慢と説きます。
我慢はこの七慢の中の一つです。
現在使われる、自分を抑制する、耐え忍ぶといった意味に使われるのは、我意を張る、強情の意味を介した転義で、近世後期からの用法です。