じつは身近な仏教用語

滅法

【めっぽう】

一般的に「滅法強い」など、常識外れた〜という意味で用いられます。

本来は因縁によってつくられないもの、または涅槃を意味します。

また物事が消滅するという意味から、死ぬことも表します。

しかし時代を経る中で〈滅法〉という漢字の通り、法を滅するという意味を取って、さらに無法者の無法と同義に使われるようになり、「めちゃくちゃ」というような副詞的に用いられるようになったと推測されます。そこから、さらに変化し、非常に〜や、法外に、のような意味として用いられるようになりました。

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