じつは身近な仏教用語

邪魔

【じゃま】

「じゃまもの扱い」「じゃまが入る」の他にも「おじゃまします」など訪問の際、相手に詫びることにも用いられます。

本来はサトリを妨げる邪悪な悪魔のことで、釈尊がサトリを開く前に出現した波旬(はじゅん)[s:pāpiman(パーピマン)]という邪魔のことを指しました。

ちなみに魔とはサンスクリット語[s:māra(マーラ)]を音写する際に、マの音を表記するために中国で漢字を新しくつくり、魔羅の訳語を用いました。従いまして魔という漢字には意味はありません。

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