少欲知足
欲を少なく満足する事を知る、という意味です。
仏教は「欲を滅して、無くしていく」という教えだと思っている方は多いのではないでしょうか?
しかし、みなさんが欲を無くしてしまってたら経済は回りませんし、人の為に行動する!という欲も否定する事になってしまいます。何か無気力な世捨て人が沢山出来てしまうイメージですね。
仏教の伝えたい事は「欲のコントロール」です。
「欲を滅する」と使われますが、この「滅」の原語は「ニローダ」と言います。
これは「制御する」「コントロールする」といった意味があります。
つまり欲には“良い欲”と“悪い欲”があり、なるべく良い方向へコントロールしてあげる事が大切になります。
少欲知足を正しく解釈すれば
「悪い欲を少なくし良い方向に向ける事で、ココロが満たされる事を知る」となります。