じつは身近な仏教用語

長老

【ちょうろう】

【skt.shtavira(スタヴィラ),āyuṣmat(アーユシュマット)】

現在では、年長者、老齢の人を表す言葉として用いられる事が多いです。

本来の仏教語としての意味は、年長にして学徳のある者を指し、必ずしも老齢の者をいうわけではありません。サンスクリット語[skt.shtavira(スタヴィラ)]は、年老いた、尊敬すべきという形容詞にもとづきます。

[āyuṣmat(アーユシュマット)]は、相手に敬意をもってよぶ呼称であり、寿命をもてる者という意味で、尊者とも訳されます。

索引へもどる