中道
「中道」とは、真ん中だと捉えられる事が多いですが、真ん中ではありません。
常にA-Bの真ん中を指す言葉は「中庸」です。中道はその場でベストな選択をする事を指します。
例えば、4本の弦を持つ琵琶という楽器があります。1弦から4弦まで太さが異なりますよね。この琵琶をチューニングする時に、もし1弦の張力と同じ強さで4弦をチューニングしようとしたら、強すぎて切れてしまいます。逆に4弦の張力で1弦をチューニングしたら弱すぎて音がでません。
1弦には1弦に適した張力があり、4弦には4弦に適した張力があります。
それぞれに適した選択をする事を「中道」と呼びます。常に真ん中というわけではありません。