じつは身近な仏教用語

山号

【さんごう】

「さんごう」とよむ。

寺院に寺号とあわせて山号が存在します。

飛鳥奈良時代には寺院が平地に建立され、まだ山号はありませんでしたが、平安初期に最澄が比叡山に延暦寺を、空海が高野山に金剛峯寺を開き、いわゆる山岳仏教が発達しました。そこで後になると、比叡山延暦寺、高野山金剛峯寺と山号寺号を併称するようになりました。鎌倉時代には鎌倉五山や京都五山など、五山の名称が用いられ、平地に建立された寺院にも山号をつけるようになりました。

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