じつは身近な仏教用語

愛嬌

【あいきょう】

元々は愛敬(あいぎょう)といいます。

愛し敬うこと。仏教では仏・菩薩の優しく温和な様子を〈愛敬相〉といい、また、人々の和合親睦を祈り、互いに愛し敬う心を起こさせる行動を〈愛敬法〉といいます。

法華経普門品など一般仏典では〈あいきょう〉と読む為に、中世末には〈あいきょう〉とも読んで、のちに〈愛嬌〉を当てるようになりました。

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