令和3年2月
ワン・ワールド・フェスティバルfor Youth 2020 Online~私たちが描く持続可能な社会の未来図~
団体名:特定非営利活動法人関西NGO協議会
事業名:ワン・ワールド・フェスティバルfor Youth 2020 Online~私たちが描く持続可能な社会の未来図~
支援金額:5万円
【団体紹介】
関西NGO協議会は、開発・人権・環境などの分野で国際的な協力活動を行なう国際協力NGO間の連携・協力関係を促進し、これらの団体の健全な発展に寄与するとともに世界平和に貢献することを目的としています。
【活動内容】
関西NGO協議会は下記の5つを事業の柱として活動しています。
①【ネットワーキング】
NGO間および他セクターとの連携や協力を進める
②【啓発・開発教育】
イベントや講演・授業などを通じて国際協力・NGOの活動をわかりやすく伝える
③【アドボカシー】
ODA政策について政府機関等との対話や広く社会に対しての提言活動をおこなう
④【NGO支援】
NGOの組織運営などの相談対応やアドバイスなど国際協力活動・NGO活動を支援する
⑤【人材育成】
NGOスタッフの能力強化研修など、NGO活動・国際協力に関わる人を育成する
【支援事業について】
ワン・ワールド・フェスティバルfor Youth 2020~私たちが描く持続可能な社会の未来図~(以下、ワンフェスユース)は、企画・準備段階から高校生が中心的に関わる、社会課題・国際課題・SDGsの達成・多文化共生をテーマとした「高校生がつくる国際協力ユース世代のためのイベント」です。
今年のワンフェスユース(12月20日開催)は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、オンライン開催しました。関西圏の高校生を中心に、首都圏、地方都市、離島、海外在住者を含め、延べ1,200名が参加し、180名以上がボランティアとして運営を支え、役40の高等学校の生徒や教員がプログラム発表や企画運営に関わりました。今年度はオンライン開催に伴い、高校生実行委員会とWEB制作会社によりワン・ワールド・フェスティバル for Youth公式ホームページ内に特設会場を開設しました。
ワンフェスユースの最大の特徴は、高校生が企画段階から中心的に携わっている点にあります。高校生自身がイベントやプログラムの企画に携わり、自身も多くを学び経験しながら、主催者として同世代に向けた“気づき”や“きっかけ”をつくるプログラムを企画・実施します。
また、今年はユース提言セクションが発足し、ユースによるアドボカシー活動を始めたことが特徴です。
当日は他にも、国際協力に関する高校生の活動や研究の発表・交流の場や、NGOや企業が提供するワークショップ、多様な活動を知ることができる動画配信活動紹介ブースなど、11プログラムが実施されました。
このイベントを通じて、多くの高校生へ“きっかけ”を与え、高校生自身が企画運営を経験することで次世代を育てます。さらに、学びに留まらず行動やムーブメントを起こすために、高校生を含めた国際協力・SDGsに関わる多様な人材・セクターがつながるユースアクションプラットフォームを作ります。
ワン・ワールド・フェスティバルfor Youth 2020 Online
~私たちが描く持続可能な社会の未来図~ 概要
・日時:2020年12月20日(日)10:00~16:00
・会場:ワン・ワールド・フェスティバル for Youth 公式ホームページ特設会場
(https://owf-youth.com/2020/index.html)
・プログラム
高校生・NGO・企業等の活動を知ることができる、動画配信活動紹介ブース
ユースアクション報告会やポスターセッション
NGOスタッフの話の講演会やワークショップ体験
国際協力の推進や課題解決のアイデアを競うコンペティション大会 など
【社会へ向けて】
グローバル化が進み、相互依存が深まる今日、2020年は新型コロナウイルス感染症拡大により、世界中の人々が共通の体験をしました。長い歴史の中で、全員が当事者となり世界との繋がりをこれほど意識したことはなかったでしょう。2020年のワンフェスユースは、こうした状況だからこそ、日本を含む、世界中の同世代とつながり、国際協力やSDGsについて考え、アクションにつなげていくための場として、オンライン開催しました。
パンデミック以後に持続可能な社会を実現する人材の育成が急務です。ワンフェスユースでは、学習や知識修得のみではなく、自ら問いを立て、行動し、課題を解決する場、各高校や各セクターの横断的なネットワークをつくります。
そして、国際協力分野に携わる多様なセクター(外務省、JICA、企業、教育機関、NGO)とユース世代をつなげ、互いの強みを持ちより、新たな価値を創造します。ワンフェスユースは、国際協力分野の理解を広げるだけでなく、社会課題に対するセクターを超えた地域間のネットワークの広がりにも寄与し、地域の連携強化、市民活動の担い手育成、SDGsの達成にも貢献するユースアクションプラットフォームとして活動します。
関西の高等学校から集まった高校生実行委員会15名が集まり、企画立案の要である「プログラム実施セクション」と企画運営の要である「イベント運営セクション」の部門に分かれ活動しました。今もなお、格差や貧困など様々な課題が続く世界に対して「自分ごと捉え、考え、アクションを起こす」きっかけをつくる持続可能な社会の未来図を描くことをコンセプトに国際協力・SDGsの達成に向け、同世代が国際課題への学びを深め、課題解決へ行動を促す事を目指し、会議を重ねながら当日のフェスティバルを作ります。
国際協力の現場最前線で活動するスタッフの講演を聞き、ワークショップを体験するなど、参加高校生たちが学びを深め、世界の現状や私たちの生活とのつながりなど、持続可能な社会の未来図を描くひとりとしての気づきと行動を促します。
私たちに何ができるのか 〜コロナを超えて、明るい明日へ〜
新型コロナウイルス感染症拡大に伴う世界各国のロックダウン、緊急事態宣言下で行われたボランティア活動、市民同士の支え合いを学び、ユースたちが、自らの体験を交えながら今後の国際協力について話し合いました。
「地球温暖化を止められるのか?〜今後人類に求められること〜」
2030年の持続可能な開発目標の達成が気候変動問題について、科学的根拠に基づいて学びました。この問題は、世代間の協力や、国同士の協力なしには解決できないため、ユース世代が世代や国を超えてできるアクションを考えました。