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あんのん基金

令和2年11月

ミャンマー山岳少数民族の小学校における衛生及び学習環境向上支援事業

特定非営利活動法人AMDA社会開発機構

団体名:特定非営利活動法人AMDA社会開発機構

事業名:ミャンマー山岳少数民族の小学校における衛生及び学習環境向上支援事業

支援金額:10万円

 

【団体の紹介】

AMDA社会開発機構(AMDA-MINDS=アムダマインズ)は、人づくり村づくりを通じ、世界の貧困地域において暮らしの改善に取り組んでいる団体です。約100名のスタッフが、保健、水と衛生、生計向上などの社会開発を、アジア・アフリカ・中南米の8ヵ国で展開しています。日本国内では、国際理解教育や企業連携を通じた社会教育を推進しています。

「世界の元気を育てる」ため、ぜひご支援をお願いします。まずはWEBサイトをご覧ください。

https://www.amda-minds.org/

 

【事業の意義】

少数民族が多く住み、開発の遅れた地域として知られる、ミャンマー北東部のシャン州ラショー郡にあるパンチェイオン村は、郡の中心部からバイクで片道2時間半ほどの山岳地帯にあります。最寄りの小学校は遠く、子どもの足では通えないため、数年前に村人と僧侶が力を合わせて校舎を建て、小学校を村で自主運営してきました。2019年には、念願叶って政府から公立学校としての承認をうけ、教師が派遣されるようになりました。ところが学習環境は、決して快適とは言えません。50人の児童に対し、トイレは簡易なものが1つだけしかないため、子どもたちは学校では排泄を我慢するか、野外排泄をしています。また、手洗い場がないため、排泄後に手を洗う習慣が身につかず、感染症に罹りやすい状況におかれています。村人が竹で製作した机と椅子も、残念ながら使いにくく、壊れやすい状態です。竹の机では文字が歪んで正しく書けないことから、児童は学習意欲をそがれがちです。椅子は長時間正しい姿勢を保つのには不向きで、集中力や学力、身体的な成長発達への悪影響も懸念されています。

村人たちはトイレや手洗い場、机・椅子の必要性を感じてきましたが、人里離れた山岳地帯のため、これまでは資材の購入・運搬が難しく、資金調達の目途も立ちませんでした。今回、あんのん基金のご支援により、児童たちが今後元気に学校へ通えるようになると、心から喜んでいます。

 

【支援額の使途】

パラウン族の子どもが通うパンチェイオン小学校の保健衛生と学習の環境を改善するため、以下の支援を行います。

 

① ハエ防止型のトイレの建設(2基)

② 手洗い場の設置(2ヵ所)

③ 保健衛生に関する課外授業(1回)

④ 机と椅子(3人掛け×11セット)

 

パンチェイオン小学校

ラショー郡の中心部から、バイクで悪路を2時間半の道のり

 

現在使用されているトイレ

便器を通して地面に掘った穴へ排泄物が落ちるだけのもの

 

パンチェイオン小学校の机と椅子

村人が竹で手作りしたもの

 

学校での保健教育の様子

自分たちで健康を守れるようになるために

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