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あんのん基金

令和2年8月

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所) 新型コロナウイルス(COVID-19)緊急支援

特定非営利活動法人 国連UNHCR協会

団体名:特定非営利活動法人 国連UNHCR協会

事業名:UNHCR(国連難民高等弁務官事務所) 新型コロナウイルス(COVID-19)緊急支援

支援金額:100万円

【団体紹介】

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は1950年に設立された国連の難民支援機関です。紛争や迫害により故郷を追われた難民・国内避難民を国際的に保護・支援し、難民問題の解決に対して働きかけています。1954年と1981年にノーベル平和賞を受賞。スイス・ジュネーブに本部を置き、約135か国で援助活動を行っています。この国連の難民支援活動を支えるため、広報・募金活動を行う公式支援窓口が国連UNHCR協会です。

【活動内容】

  1. 世界の難民問題に関する知識の普及と啓発
  2. 国連難民高等弁務官事務所および援助関係者による難民への援助活動に対する協力と支援
  3. 本会の支援者および寄付者の募集ならびに各種サービスの提供

2020年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックは、世界中に襲い掛かり、それは緊急事態下にある難民・国内避難民の人々も区別せず、むしろ衛生・医療環境が最適とはいえない避難先では大きな脅威となっております。すでにいくつかの地域では、感染者の増加の報告もあり、一刻も早い対処が必要とされています。

UNHCRはこの世界的な緊急事態において、これまでの疾患の経験と、世界保健機関(WHO)が発表した新型コロナウイルス感染症に関するガイダンスに基づき、難民・国内避難民を守るため、そして地域社会において最も疎外された人々を含むすべての人々が保健サービスを利用できるようにするため、現地で予防・保護対策を実施しています。

特に安全な水を確保するための装置の設置や、衛生環境及び医療体制の充実、感染予防のための啓発活動の実施は急務です。

 

【社会へ向けて】

世界で約7,950万人が迫害、紛争、暴力により故郷からの避難を強いられ、2,000万人以上いる難民の84%が保健や衛生システムが脆弱な中低所得国で受け入れられているなか、故郷を追われ、脆弱な状況下に置かれた人々も、私たちと同じようにこの新型コロナウイルス感染症の脅威に立ち向かっています。

世界中が団結する一方で、この新型コロナウイルス禍によって、差別や迫害も悪化している側面があることを否定できません。

難民など避難を強いられている人々が、私たちと同じように、手を洗い、清潔な水を利用できるように、そしていざという時に適切な医療サービスを受けることができるようにUNHCRが支援活動を行うことは、人類がこの危機に直面するなかで、命と人権を守り、誰一人として取り残さない世界を創るために、非常に重要なことであると考えています。

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