平成28年8月10日
モザンビーク共和国スラムの学舎・寺子屋の設備整備
団体名: NGO モザンビークのいのちをつなぐ会
事業名:モザンビーク共和国スラムの学舎・寺子屋の設備整備
支援金額:50万円(2016年8月~2017年3月まで、2016年年度内に実施)
【団体紹介】
当会はモザンビーク共和国の中でも貧困率の高い北部カーボデルガド州ペンバに事務局を設置し2012年から活動を展開している。現地は安全な水や食料へのアクセス率が低く、また慢性的な栄養不良や病気により5.5人に1人の乳幼児が5歳未満で亡くなっている。貧困率・失業率の高さ、教育の質やモラルの低さ、農業生産性の低さ等、問題を上げれば数限りないこの地で、当会では、人々が生き抜くために必要な「知恵と知識」を日本の人たちの協力によって注ぎ、
カーボデルガド州の貧困層が抱える問題を住民一人ひとりが自らの力で解決できるようサポートし、同じ世界に生きる人々の生命の尊厳の向上に貢献する。
【活動内容】
「今日を生きる」から「未来に活きる」へ。
学ぶ、創る、生きる活動を通し、モザンビークの人々のいのちをつなぐ。
① アフリカ・モザンビーク共和国における教育支援事業、人財支援事業
② アフリカ・モザンビーク共和国における貧困削減、環境保全事業
③ アフリカ・モザンビーク共和国における公衆衛生設備整備事業
④ 日本とアフリカ・モザンビーク共和国の国際交流のための講演会や
イベント開催事業
【支援事業について】
あんのん基金のご支援により建築がほぼ完了しているスラムの学舎・寺子屋は
2015年より音楽・パソコン・英語教室等を開始しているが、現地の治安の悪化
により防犯施策が喫緊の課題となっており、今回のあんのん基金では窓や扉の
強化と移動用の中古車の実施し、安全第一で活動が展開できるよう整備する。
【社会へ向けて】
モザンビーク共和国は日本のサブサハラにおけるODA投資額5位であるにも関わらず、ポルトガル語圏で言葉の壁があることもありNGOの参入が少なく、社会支援の手が他サブサハラ諸国に比べて届いていない。当会は2012年の活動開始から当会代表が日本人一人で現地のスラムに住み活動を展開し続けてきたが、今後は、日本とモザンビークの相互理解を深化すべく、日本での講演会や国際交流活動にも注力し、その成果を寺子屋に還元できる、日本とモザンビークで循環成長可能な活動を展開していく。