平成27年5月、6月
特定非営利活動法人 国連UNHCR協会
団体名: 特定非営利活動法人 国連UNHCR協会
事業名及び支援金額
27年5月)
27年5月)
27年6月)
【団体紹介】
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は1950年に設立された国連の難民支援機関です。紛争や迫害により故郷を追われた難民・避難民を国際的に保護・支援し、難民問題の解決に対して働きかけています。1954年と1981年にノーベル平和賞を受賞。スイス・ジュネーブに本部を置き、約125か国で援助活動を行っています。この国連の難民支援活動を支えるため、広報・募金活動を行う公式支援窓口が、国連UNHCR協会です。
【活動内容】
(1) 世界の難民問題に関する知識の普及と啓発
(2) 国連難民高等弁務官事務所および援助関係者による難民への援助活動に対する協力と支援
(3) 本会の支援者および寄付者の募集ならびに各種サービスの提供
【支援事業について】
①難民の子どもたちへの教育支援プロジェクト
写真: パキスタンのペシャワールで学校に通っているアフガン難民の少女たち © UNHCR/U. Irum;
2013年以降、26万6083人を支援できるようになりました。これまでの成果を土台としてUNHCRは、2016年までに100万人以上の子どもたちを支援することを目指しています。
【ご寄付でできる事例】(1ドル120円換算)
16ドル(1,760円)で、イランで、子ども1人に制服を支給できます。
21ドル(2,310円)で、ルワンダで、子ども1人に制服と文具を支給できます。
23ドル(2,530円)で、ケニアで、児童1人が難民キャンプの学校用の教科書3冊を支給できます。
115ドル(12,650円)で、スーダンで、貧しい難民家庭の児童1人が1年間学校に通学できます。
210ドル(23,100円)で、シリアで、子ども1人が補修クラスに参加できます。
②シリア難民緊急支援
写真: トルコへと避難するシリア難民クレジット: ©UNHCR/I. Prickett;
UNHCRは、シリア難民を受け入れているトルコ、レバノン、ヨルダン、イラク、エジプト等において、当該政府やNGOと連携し、次のような多岐に渡る活動を行なっています。
■ 難民の登録・保護 ■ 仮設住居やテントの設置 ■援助物資の支給
■ 教育の提供 ■ 保健衛生サービスの提供 ■ 弱者への特別支援 等
※シリア難民に関する最新データは、下記サイトをご参照ください。
http://data.unhcr.org/syrianrefugees/regional.php
③ネパール大地震緊急支援
写真: ©UNHCR/Diego Ibarra Sánchez
住む場所を失うという混乱の中、多くの被災者は身分証明書も失いました。またそもそも持っていない人もいました。すべての人が享受すべきサービスにアクセスするためには、身分証明が必要とされます。自然災害に伴い、既存の差別がより先鋭化し得るので、UNHCRは、どのような背景や法的地位を有しようと、すべての人が享受すべき援助を受けられるように、特に配慮しています。
【社会へ向けて】
今、世界各地で起きている紛争やその戦火を逃れる人たちのことは、日本では遠い出来事と思えるかもしれません。しかし、日本人が殺されるという悲惨な事件も実際に起き、その影響は確実に日本にも及んでいます。支援の手を差し伸べることは、日本で暮らす私たち自身を見つめなおすことにもつながっていきます。さらに、めぐりめぐって、私たちも恩恵を受けることになるかもしれないのです。