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あんのん基金

平成25年12月10日

「子どもの家」を設立し、路上の子どもの夢を叶えるプロジェクト!

特定非営利活動法人 ICAN

団体名:特定非営利活動法人 ICAN

事業名:「子どもの家」を設立し、路上の子どもの夢を叶えるプロジェクト!

支援金額:80万円(平成25年12月)

【団体紹介】:特定非営利活動法人 ICAN

“できることを実践する人(=アイキャンな人)を増やし、その一人ひとりの「できること」を持ち寄ることによって、世界中の子どもたちが享受できる平和な社会を築くこと”を目的としています。

【活動内容】

フィリピンを訪れた一人の社会人が、路上の子どもやピナツボ火山噴火災害の被害を受けた子どもたちの状況を前に、子どもたちの生活を少しでもよくすために、「できること」はないかを考え、友人と集めた5万円で1994年に設立されました。現在、以下の2つのプログラムと17のプロジェクトを実施しています。

 

1) 危機的状況にある子どもたちと「ともに」行うプログラム:路上の子どもたち(94~00、06~現在)、先住民の子どもたち(96~現在)、ごみ処分場の子どもたち(97~現在)、紛争地の子どもたち(06~現在)、自然災害の影響を受けた子どもたち(06~現在)等、「危機的状況にある子どもたち」の子どもたちの生活を向上させるために、教育や医療、生計向上、保健の分野の10つのプロジェクトを実施

2) 「できること」を増やすプログラム:国際理解教育(94~現在)、フェアトレード(00~現在)、外務省委託NGO相談員(10~現在)等地球規模の課題に対して行動する人(アイキャンな人)を増やす7のプロジェクトを実施

「子どもの家」を設立し、路上の子どもの夢を叶えるプロジェクト!

フィリピンでは、25万人以上の子どもたちがお腹をすかし、学校に通えず、その日を生きるために路上で働いています。自分を守るためギャングに加わったり、飢えや辛さを忘れるためシンナーに手を出したりする子もいます。そんな子どもたちにも夢があります。いつか路上から抜け出し、勉強し、収入を得て、親やきょうだいを助けたいという夢。この夢を一つひとつ叶えていくため、路上の子どもの保護施設を作り、養育環境を整えます。

1)子どもの保護と養育活動 路上の子どもの保護施設「子どもの家」を設立し、子どもたちが、基本的必要を満たされ、かつ愛情を受けて生活ができる環境を作り上げる。

2) 社会参加活動 ①通学補助: 子どもたちが復学し、継続的に通学できるようにするために、学用品や学費の提供を行う。 ②既存の路上の子どもへの介入: 「子どもの家」で生活し始めた子ども・若者が、その成功体験を、現在も路上にいる子どもたちに共有し、夢を持つことの重要性と、(シンナー等を止め)前向きに動き出すことの重要性を伝える活動を行う。 ③ 交流活動: 訪問者と子どもたちの交流を行う。※路上の子どもに愛情を注ぐとともに、子どもたちの大人への不信を取り払う。現時点において、申請団体のマニラの事業地には、毎年数百名以上の訪問者がいる。

【社会へ向けて】

●短期効果 -路上の子どもたち約20人が、保護施設「子どもの家」において、常時、適切な環境で養育され、身体的にも精神的にも健康となり、通学をすることができる。(※初年度は20人から開始し、徐々に増加していく予定。) -「子どもの家」で生活する、元路上の子どもたちによる路上教育により、より多くの路上の子どもたちが、路上から出て施設へと移り、復学することを希望するようになる。 -「子どもの家」の子どもたちが、訪問者との交流を通して、路上や家庭で築かれた人間不信から回復することができる。

●中期効果 -「子どもの家」の子どもたちが復学し、卒業して就職を果たし、収入を得ることができるようになる。

●長期効果 -親やきょうだいを助けるという子どもたちの夢を叶えることができる。 -元路上の子どもたちが、「子どもの家」での生活を経て、社会に出ることにより、現在の路上の子どもたちの模範となり、彼、彼女らに希望を与えることができる。

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